キャリアアップ留学 (第15号'00年4月・5月)
海外で暮らしてみたい。自分が本当にやりたい仕事に就きたい。そんな思いの海外留学・就職指向の学生や社会人は多いはず。限られた時間や予算の中で、いかに自分に合った留学をしてキャリアアップにつなげるか−。今回ジーンは、専門学校留学、ワーキングホリデー、インターンシップなどキャリアアップ留学に詳しいIAY留学センター・マネージャーの野間口さんをインタビューしました。貴方のキャリアアップの参考にして下さい。
ジーン:最初に専門学校留学についてお聞きします。留学期間、また費用はどの位と考えるといいですか?
IAY 野間口:専門学校では1ヶ月の短期コースやサマーコースから、2年間のディプロマ(学位)取得まであります。3ヶ月間を英語準備に徹し、残り9ヶ月間でディプロマを取得するコースなど、英語力が不十分な留学生向けのプログラムを持つ学校も多いですよ。費用は国や学校によって違いますが、1学年(約9ヶ月)の学費は公立で約40万〜80万、私立で約80万〜120万くらい。生活費が安い地域なら1年間の留学費用は東京の専門学校に行くよりははるかに安いですよね。
ジーン:海外の資格は日本でも使えますか?
IAY 野間口:MBAやCPA(公認会計士)等の国際的に認められている学位や資格以外は、あくまでもその国や州で認められるもので、帰国後の就職に絶対に有利というわけではありません。資格取得自体より、専門学校で得た即戦力と専門性をアピールすることが重要だと思いますよ。
ジーン:専門学校への留学をどうキャリアアップにつなげるといいのでしょう?
IAY 野間口:先ずは自分がどういう仕事に就きたいのか、明確にすることです。国際的な仕事で活躍したい人は英語とコンピュータができないと話にならない。僕が勧める専攻はビジネス、コンピューター、オフィス・アドミニストレーション、それからホスピタリティかな。就職には実務経験も重視されるので、留学期間中にインターンシップを経験するといいですよ。
ジーン:では、どんなインターンシップのプログラムがあるんですか?
IAY 野間口:3種類あって、先ほど話したのは海外で労働体験するビジネスインターン、他に、文化や芸術等の交流を目的とするカルチャーインターン、海外の学校で日本語と日本文化を紹介するスクールインターンがあります。日本語教師を目指す人はこのインターンで経験を積むとキャリアアップにつながると思います。
ジーン:キャリアアップにはビジネスインターンが最適と思われますが、いいアドバイスを下さい。
IAY 野間口:英語研修や専門コース終了後の数カ月をインターンに向けるのが一番いいと思います。
ジーン:インターンではどんな企業に行くのですか?
IAY 野間口:受入先で多いのは旅行会社、航空会社、ホテル、マスメディア、販売、芸術・娯楽、デザイン、エンジニア、オフィス業務です。職種や業種はある程度リクエストでき、期間も1ヶ月から1年間まで選択できます。インターンは基本的に無報酬です。給料は期待しないで下さい。
ジーン:逆に企業にお金を払うなんてことはないですよね?
IAY 野間口:それはないです。ただで働いてくれるわけですから、結構喜んで受け入れてくれますよ。中にはバイト先やインターンシップ先の会社がスポンサーになって、そのまま海外就職する人もいます。海外で就職したい人は積極的に自己アピールするといいですよ。
ジーン:最後に、ワーキングホリデーもキャリアアップにつながるのでしょうか?
IAY 野間口:“ワーホリ”では日本人を必要としているホテル、ツアーガイド、コンピュータ・プログラマー、マスメディアなどの仕事に就くチャンスもあります。誤解しないでほしいのは1年間単に海外生活したからといって、英語が上達するとかキャリアアップにつながるわけではありません。日本人同士で固まって、日本でフリーターをしてるのと変わらないような生活をするのであれば、キャリアアップどころかキャリアダウンですよ(笑)。僕は数週間でも語学学校か専門学校に通うことを勧めます。中には就職活動のサポートやアルバイト先を紹介してくれる学校もありますから。
ジーン:ワーホリで行ける国はどこですか?またお金はどのくらい必要ですか?
IAY 野間口:オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、フランス、そして韓国。2001年からはイギリスとドイツも可能になる予定です。ビザの取得には最低50万の預金残高が必要ですが、実際にかかる費用は人によって違いますね。最初の3ヶ月を英語の研修などに専念するのであれば100万は必要かな。
ジーン:海外で働きながら生活するって、誰にでもできるんでしょうか?語学ができなくても・・・。
IAY 野間口:日本人は一応最低6年間は英語を勉強してますから、なんとかなってるみたいですよ(笑)。後は積極性と行動力です。心配な人は出発前に語学コースを受講することをお勧めしますが。
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